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ゴーギャンとゴッホの気になる(?)関係 [アート(絵画)]

ゴーギャンゴッホ

どちらも、超有名なポスト印象派の画家です。

ポスト印象派という共通項だけでなく、

二人は共同生活をしたり、

プライベートや作品制作においても、

親密性の高い関係でした。

共同生活までするという、その関係性は、

ある意味、興味ひかれるものがあります。

いったい、どのようなものだったのでしょうか。

746px-Paul_Gauguin_104.jpg
ゴーギャン作 「ひまわりを描くゴッホの肖像」 1888年

ゴーギャンとゴッホは最初、弟を含めた三人で交流するようになりました。

ゴッホは弟の送金を受けながら、家の部屋を借りて独り暮らし。

やがて、ゴーギャンの経済的苦境を知り、共同生活を提案します。

お互い経済的には苦しい状況だったため(ゴッホも弟の援助がなければ生きられない)、

協力して生きていくための、共同生活だったようです。

実際に二人で生活を始めてからは、

ゴーギャンがゴッホに絵画のアドバイスを送るなどして、

二人で生活しながら、作品を制作。

しかし、そのアドバイスを元に作品を制作しても、

ゴッホには、満足できるものではありませんでした。

このように、少しずつズレを感じ始めた二人。

ゴーギャンの方も、絵画に対する価値観の違いにストレスを感じたようです。

このポスト印象派という共通項のある二人でも、

共同生活をすることで見えてきた、価値観の違いを埋められず

やがてバラバラになりました。

そのあと、ゴッホは有名な耳切事件を起こします。

776px-Vincent_Willem_van_Gogh_076.jpg
ゴッホ作「夜のカフェ」 1888年

お互いの作品に魅力を感じ、初期は積極的に交流していた二人。

経済的苦しさから共同生活を始め、しかし、親密になりすぎた故に

お互いの欠点や価値観の違いが見え始め、最後は別れという感じでしょうか。

男同士の共同生活というと、特異な感じもしますが、

経済的に苦しいということ、お互いの作品に興味をもっていたこと、

画家という共通点もあることから、始めたのだと思います。

異性同士でも、結婚して一緒に生活するのは大変なように、

個性の強い画家同士では、最初から無理があったとも言えます。

しかし、このリアルなナマナマしい感じが、二人の人間臭さを表しています。

感受性や感情は人一倍激しいかもしれませんが(特にゴッホは耳をそぎ落としたり)、

この共同生活からは、リアルな二人の人間性が見えてくるのです。

ゴッホ画像元URL→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Vincent_Willem_van_Gogh_076.jpg
ゴーギャン画像元URL→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Paul_Gauguin_104.jpg








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タグ:ゴーギャン
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